父心と娘心

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先日、うちの父が県をまたいで荻窪写真館にやってきました。

最近、お医者様に「歩いて筋力つけなさい」と言われているそうで、20年ぶりくらいに電車に乗ってはるばる2時間弱かけて荻窪にやってきました。SUICAって何?です。

父は携帯電話は持っているのですが、メールはしません。ネット検索とかもできません、しようともしません。

(ちゃんと荻窪に到着できるのかぁ?)

と、思いつつ家を出るぞ!との電話をもらってそっとしておきました。

2時間くらい経過した午後2時くらいに父から

「荻窪駅ついたよ。北口出て松屋が見えるぞ」

とのこと。

「はーい、迎えに行きまーす」

迎えに行くと、ちゃんと北口出たわかりやすい場所に立っていました。

そうそう、20年ぶりなんですが、なんとか出来る人、それがうちの父。

(わからない事はすぐ人に聞いて来たらしい)

初めて見る、荻窪写真館のスタジオと店舗を紹介して、

「それでは遺影を撮りましょう!」

と、私が言うと、

「嫌だよ!」

と言われ、結構しつこめに

「さあ、撮りましょう!!!」

と、言い続けても

「絶対嫌だ!!!」

と、頑なです。

だいぶしつこく言ったのですが、嫌がるので断念。。

遺影ではなく「今」を撮りたかったのになぁ。。

娘心、父知らず。

です。

それから

二人で遅めのランチをして、吉祥寺にちょっとした買い物をしに行きました。

父は不摂生に暮らしてきたので、もう、息が上がって電車で帰れそうにありません。

と、言うことで来る前からわかっていましたが、帰りは私が車で送ってあげました。

写真は帰りの高速です(笑)

照れ隠しで言った「遺影」って言葉がいけなかったのか、思ってなかったけど、言葉の選択悪かったかな。。

父心、娘知らず。。

父の写真は撮れませんでしたが、送りの車中ではとても穏やかな時間を感じました。

そういえば、こうやって私の運転で送ってあげるのはすごく久し振りな事でした。

Naomi Meno